Japanese
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特集 内視鏡外科手術を安全に行うために
鏡視下食道切除術を安全に行うために
Thoracoscopic esophagectomy―with hand assisted surgery
桑野 博行
1
,
宮崎 達也
1
,
中島 政信
1
,
加藤 広行
1
Kuwano Hiroyuki
1
1群馬大学大学院病態総合外科(第1外科)
キーワード:
胸腔鏡下食道切除術
,
腹腔鏡下胃管作製術
,
用手補助下手術
Keyword:
胸腔鏡下食道切除術
,
腹腔鏡下胃管作製術
,
用手補助下手術
pp.667-671
発行日 2004年6月20日
Published Date 2004/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100639
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要旨:鏡視下食道癌手術は現在多施設で行われるようになってきている.食道癌手術は限られたスペースで深部の微細な操作を行う必要性があることから内視鏡による拡大,採光,良視野という大きな利点がある.一方,鏡視下手術は従来の手術と比較して術者の触診が不十分,視野外で起こっていることが認識できない,正確な出血量が把握しづらい点が欠点として挙げられる.鏡視下手術を安全に行うために最も重要なポイントはその手術適応とconventionalな術式への移行に躊躇しないことである.鏡視下食道切除術と腹腔鏡補助下胃管作製術の適応と手技,安全に施行するためのポイントについて概説する.
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