Japanese
English
臨床報告・1
食道亜全摘,胃管吻合に併設した空腸瘻に起因した絞扼性イレウスの1例
A case of strangulated ileus following ileostomy for esophageal cancer
上野 正闘
1
,
山田 行重
1
,
中島 祥介
1
Ueno Masatou
1
1奈良県立医科大学第1外科
キーワード:
食道癌
,
空腸瘻
,
腸捻転
,
絞扼性イレウス
Keyword:
食道癌
,
空腸瘻
,
腸捻転
,
絞扼性イレウス
pp.627-630
発行日 2004年5月20日
Published Date 2004/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100631
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はじめに
早期栄養状態の改善と術後合併症を最小限に抑える手段として,食道癌術後の早期から経腸栄養管理を行うことは有効であると考えられている1~6).筆者らの施設でも食道癌手術施行症例に空腸瘻を造設し,術後早期より経腸栄養を行ってきた.今回,Treitz靱帯より空腸瘻造設部までの腸管と,腹壁との間隙が原因となって発症した絞扼性イレウスの1例を経験した.
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