私の工夫 手術・処置・手順
胸腔鏡下手術における胸腔ドレナージの工夫:一方弁付き細径カテーテルの有用性
矢野 義明
1
,
小泉 貴弘
1
,
菊池 寛利
1
,
浅井 陽介
1
Yano Yoshiaki
1
1国立寮養所天竜病院外科
pp.624-626
発行日 2004年5月20日
Published Date 2004/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100630
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筆者らは胸腔鏡下手術(以下,VATSと略)における胸腔ドレナージの方法として,胸腔カテーテルに水封式ボトルを連結する従来の方法(以下,従来法と称す)に替えて一方弁付き細径(8Fr)カテーテルの使用を試みたところ,良好な結果を得たので報告する.
1.対象
対象は2002年1月~2003年1月の13か月間に当院でVATSを施行した自然気胸5例(うち1例は両側気胸),間質性肺炎7例,多発性肺腫瘍1例,転移性肺癌1例の計14症例,15本である(表1).
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