Japanese
English
特集 Sentinel node navigation surgery―新たなる展開
Sentinel nodeトレーサーの特性に関する新知見
New information of tracer for sentinel node identification
上之園 芳一
1
,
愛甲 孝
1
,
夏越 祥次
1
,
東 泰志
1
,
衣裴 勝彦
1
,
有上 貴明
1
,
中野 静雄
1
,
帆北 修一
1
Uenosono Yoshikazu
1
1鹿児島大学大学院腫瘍制御学・消化器外科
キーワード:
sentinel node
,
トレーサー
,
色素法
,
RI法
Keyword:
sentinel node
,
トレーサー
,
色素法
,
RI法
pp.587-591
発行日 2004年5月20日
Published Date 2004/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100622
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要旨:SNNSにおいて使用されるトレーサーは,大きく色素とRI標識コロイドに大別され,施設によりおのおのの判断で使用するトレーサーの選択を行っているのが現状である.しかし,トレーサーは種類や調製法によって,その粒子径や性質に違いがあり,それが同定率や正診率に影響を及ぼす可能性がある.安全かつ安定したSNNSを行うためには使用するトレーサーを十分に熟知し,選択する必要がある.筆者らは,これまで至適トレーサーを明らかにするために,トレーサーの粒子径の測定を行い,その臨床データについて検討を行ってきた.本稿では,教室で得られた粒子径に関する知見を中心にトレーサーの特性について紹介する.
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