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特集 甲状腺癌治療の最適化を目指して
甲状腺分化癌遠隔転移例に対する131I内照射療法の実際とその予後
Management of differentiated thyroid carcinoma with distant metastasis by radioactive iodine treatmentand its outcome
杉野 公則
1
Sugino Kiminori
1
1伊藤病院外科
キーワード:
甲状腺分化癌
,
遠隔転移
,
放射性ヨード治療
Keyword:
甲状腺分化癌
,
遠隔転移
,
放射性ヨード治療
pp.431-435
発行日 2004年4月20日
Published Date 2004/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100593
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要旨:甲状腺分化癌遠隔転移例に対する放射性ヨード治療の効果は組織型,転移部位,病巣の大きさなどにより異なる.予後の改善が認められる因子としては,131Iの集積があること,若年者であること,転移巣が小さいこと(転移の早期発見)といわれている.筆者の施設における取り込みの認められた症例での15年生存率は乳頭癌で65%,濾胞癌で33%であった.予後という側面からは本治療が有効でない症例も多々ある.過度の期待を患者に持たせることは慎まなければならない.
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