Japanese
English
臨床報告・1
胃癌術後症例にみられたEDTA(ethylene diamine tetraacetic acid)依存性偽性血小板減少症の1例
A case of EDTA-dependent pseudothrombocytopenia following operation for gastric cancer
奥芝 知郎
1
,
川村 健
1
,
中久保 善敬
1
,
直江 和彦
1
,
渡辺 不二夫
1
Okushiba Tomoo
1
1北海道社会事業協会小樽病院外科
キーワード:
EDTA(エチレンジアミン4酢酸)
,
偽血小板減少症
Keyword:
EDTA(エチレンジアミン4酢酸)
,
偽血小板減少症
pp.193-196
発行日 2004年2月20日
Published Date 2004/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100547
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はじめに
偽性血小板減少症は血球数算定用の抗凝固剤であるethylene diamine tetraacetic acid(EDTA)によって血小板が凝集して生ずる見かけ上の血小板減少症で,時として特発性血小板減少性紫斑病などの血小板減少を伴う疾患との鑑別に苦慮することがある.今回,筆者らは胃癌術後に偽性血小板減少症と診断された症例を経験したので報告する.
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