Japanese
English
臨床報告・1
術前に胃gastro-intestinal stromal tumorと診断した副脾の1例
A case of accessory spleen diagnosed preoperatively as gastric gastro-intestinal stromal tumor
宇野 雅紀
1
,
小林 陽一郎
1
,
宮田 完志
1
,
竹内 英司
1
,
後藤 康友
1
,
三宅 秀夫
1
Uno Masanori
1
1名古屋第一赤十字病院外科
キーワード:
副脾
,
ダイナミックCT
Keyword:
副脾
,
ダイナミックCT
pp.513-517
発行日 2006年4月20日
Published Date 2006/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100425
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はじめに
副脾とは,後胃間膜内で複数の間葉細胞塊から脾臓が発生する過程で,主脾以外に生じる脾の組織塊である.成人剖検例の前向き研究で19%に認められたと報告されており1),特に稀なものではない.また,組織学的構造や機能は主脾と同一であり,副脾自体が臨床上問題となることは少ない.本稿では,胃壁外発育性gastro intestinal stromal tumor(GIST)と診断して切除術を行った径6cmの副脾症例を報告する.
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