Japanese
English
特集 乳腺疾患を取り巻くガイドラインと最新の知見―最適な診療を目指して
〔細胞診,針生検の報告様式ガイドライン〕
細胞診
New reporting form for breast cytology
土屋 眞一
1
Shinichi TSUCHIYA
1
1日本医科大学付属病院病理部
キーワード:
乳腺
,
細胞診
,
報告様式ガイドライン
Keyword:
乳腺
,
細胞診
,
報告様式ガイドライン
pp.301-303
発行日 2006年3月20日
Published Date 2006/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100379
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要旨:乳腺細胞診の新しい報告様式ガイドラインについて解説した.このガイドラインはPapanicolaou分類(クラス分類)からの脱却を目指して策定されたもので,(1)報告様式を「判定区分」と「所見」に大別すること,(2)「判定区分」を検体適正と検体不適正に分けること,(3)検体適正をさらに4区分に分類し,それぞれの診断基準を明確化すること,(4)「所見」に可能な限り推定される組織型の記載すること,付帯事項として,(5)検体不適正比率(総検体数の10%以下),鑑別困難比率(検体適正数の10%以下),悪性の疑いでの組織学的悪性比率(10%以下)の設定,がその骨子である.
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