今月の主題 悪性リンパ腫
技術解説
細胞診
中村 忍
1
Shinobu NAKAMURA
1
1金沢大学医学部第3内科
キーワード:
悪性リンパ腫
,
細胞診
,
検体処理
Keyword:
悪性リンパ腫
,
細胞診
,
検体処理
pp.307-311
発行日 1996年3月15日
Published Date 1996/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902855
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悪性リンパ腫は全身いずれの部位からも発生するので,細胞診上いつも悪性リンパ腫の可能性を考えておくことが大切である.メイ・ギムザ染色およびパパニコロウ染色用のほかに,特殊染色や免疫染色用の標本を作製し保存しておく.観察にはメイ・ギムザ染色が適しており,monotonousな腫瘍細胞の散在性出現,細胞質の染色性,核の性状などに注意して観察する.油浸系強拡大で,個々の細胞を詳細に観察することも忘れてはならない.〔臨床検査 40:307-311,1996〕
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