Japanese
English
特集 GIST―診断と治療の最前線
欧米のGIST診断治療ガイドラインとわが国における現状
Consensus guidelines for GIST from USA and EU,and present diagnostic & therapeutic protocol in Japan
西田 俊朗
1
,
長谷川 順一
1
Toshirou NISHIDA
1
1大阪大学大学院医学系研究科外科学講座
キーワード:
消化管間質腫瘍
,
ガイドライン
,
粘膜下腫瘍
Keyword:
消化管間質腫瘍
,
ガイドライン
,
粘膜下腫瘍
pp.45-51
発行日 2006年1月20日
Published Date 2006/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100327
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:米国のNational Comprehensive Cancer Network(NCCN)とEuropean Society of Medical Oncology(ESMO)からGISTの診療治療ガイドラインが示された.これらのガイドラインは多くの点で日本でもGISTの指針として大いに役に立つものである.しかし,欧米と日本のGISTの発見と診断,そしてその治療における薬剤の適応に部差があるため,注意して参考にしなければならない点もある.特に,検診で見つかることの多い上部消化管の無症状粘膜下腫瘍の手術適応や,これらの小さい腫瘍への腹腔鏡(補助)下手術の適応,イマチニブ耐性GISTの治療指針などには,欧米と日本でのGIST治療指針に相違があるのが現状である.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.