Japanese
English
特集 最近のGIST診療―診療ガイドラインの理解と実践
診療ガイドラインの理解と実践
The latest diagnosis and treatment of GIST―clinical practice based on GIST guidelines
西田 俊朗
1
Toshirou NISHIDA
1
1大阪大学大学院医学系研究科外科学講座
キーワード:
消化管間質腫瘍
,
ガイドライン
,
粘膜下腫瘍
Keyword:
消化管間質腫瘍
,
ガイドライン
,
粘膜下腫瘍
pp.155-160
発行日 2009年2月20日
Published Date 2009/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102459
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:消化管間質腫瘍(gastrointestinal stromal tumor:GIST)の概念の変革とその治療の変遷に伴い,米国,欧州,カナダならびにわが国からGISTの診療・治療ガイドラインが提示されている.これらのガイドラインも,新しいエビデンスや治療法の確立に伴いすでに改訂が行われた.本稿では,わが国に多い検診で見つかる上部消化管の無症状の粘膜下腫瘍(GISTを含む)の診断と治療指針,これら小さいGISTないし粘膜下腫瘍への腹腔鏡下手術の適応と意義,進行GISTの予後改善を目指したアジュバント治療を含む集学的治療の現状,そして,イマチニブが導入され数年が経過した今,進行GIST患者を悩ますイマチニブ耐性GISTの診断と治療に関して,ガイドラインの理解を深めるとともに,最新の情報を紹介したい.
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.