特集 癌治療のプロトコール2005-2006
Ⅵ.胆囊癌治療のプロトコール
国立がんセンター中央病院肝胆膵外科
島田 和明
1
,
阪本 良弘
1
,
佐野 力
1
,
小菅 智男
1
1国立がんセンター中央病院肝胆膵外科
pp.201-207
発行日 2005年10月22日
Published Date 2005/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100224
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はじめに
胆囊癌では腹部超音波検査によって偶然発見された早期病変から,黄疸や腹痛で発症した進行癌まで,さまざまな病期が外科治療の対象となる.しかし,術式の選択基準などの具体的な治療方針についてのエビデンスは乏しいのが現状である.このような場合,経験の豊富な施設における外科医の治療指針は,個別の症例において治療方針を決定する際の参考になる.
本稿では,国立がんセンター中央病院肝胆膵外科グループの胆囊癌治療指針について述べる.
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