特集 施設別/新・悪性腫瘍治療のプロトコール
Ⅳ.肝癌治療のプロトコール
(5)国立がんセンター中央病院外科
佐野 力
1
,
山崎 晋
1
,
小菅 智男
1
,
高山 忠利
1
,
山本 順司
1
,
島田 和明
1
,
井上 和人
1
Tsuyoshi SANO
1
1国立がんセンター中央病院外科
pp.146-152
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901683
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当科では,肝臓癌に対して手術を主体とした治療を行っている.わが国の肝臓癌は,障害肝に発生することがほとんどであり,癌の解剖学的状況と同時に,肝機能を正確に把握して,手術適応と手術術式を決定することが大切である.また,病気の特性上再発率が高いが,再発に対しても,積極的に再切除を試みている.
本稿では,当科における肝臓癌治療の基本方針について述べる.
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