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特集 癌告知とインフォームド・コンセント
癌告知とインフォームド・コンセントにおけるnarrative based medicine
Informed consent and narrative based medicine
大野 真司
1
,
内田 陽子
1
,
山口 博志
1
,
井上 博道
1
,
片岡 明美
1
,
大谷 弘行
2
,
大島 彰
2
Shinji Ohno
1
1国立病院機構九州がんセンター乳腺科
2国立病院機構九州がんセンターサイコオンコロジー科
キーワード:
narrative based medicine
,
癌告知
,
インフォームド・コンセント
,
コミュニケーション
Keyword:
narrative based medicine
,
癌告知
,
インフォームド・コンセント
,
コミュニケーション
pp.1109-1116
発行日 2005年9月20日
Published Date 2005/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100180
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要旨:「医師・疾患中心主義から患者・問題中心主義へ」,すなわち「DOSからPOS」へのパラダイムシフトに際して,生物学的側面のみならず,心理的・社会的・倫理的・経済的側面を含めた「病を患う患者をまるごと診る」全人的医療が注目されるようになってきた.この全人的医療の根幹をなすものは,良好なコミュニケーションによる患者と医療者の信頼関係にほかならない.その出発点となる癌告知とインフォームド・コンセントにおいては,科学的根拠に基づくEBMとともに,患者が語る物語りを重視する臨床技術であるNBM(narrative based medicine)が重要な柱となる.
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