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特集 癌告知とインフォームド・コンセント
がん手術のインフォームド・コンセントを目的とした手術アニメーション「オペアニメ」の開発と使用経験
Opeanime as a tool for informed consent for patients who undergo surgical operations for a cancer
中郡 聡夫
1
,
河合 隆史
2
,
伊藤 朝香
3
,
小西 大
1
,
高橋 進一郎
1
,
後藤田 直人
1
,
木下 平
1
Toshio Nakagori
1
1国立がんセンター東病院上腹部外科
2早稲田大学大学院国際情報通信研究科
3株式会社メディアグルー
キーワード:
インフォームド・コンセント
,
立体アニメーション
,
胃全摘術
,
亜全胃温存膵頭十二指腸切除術
,
ボディイメージ
Keyword:
インフォームド・コンセント
,
立体アニメーション
,
胃全摘術
,
亜全胃温存膵頭十二指腸切除術
,
ボディイメージ
pp.1105-1108
発行日 2005年9月20日
Published Date 2005/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100179
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要旨:がんに対する外科手術のインフォームド・コンセント(以下,IC)において,手術内容をよく理解してもらうことはきわめて重要である.しかし,口頭での説明や専門的な資料を呈示するだけでは,複雑な手術内容を十分に理解してもらうことは困難である.そこでわれわれは,がん手術のICに役立つ立体的な手術アニメーション「オペアニメ」を作製した.この手術アニメーションにより,手術による臓器の変化の明確な視覚的イメージを持つことが可能となった.アンケート集計の結果,手術の内容が立体的でわかりやすかった,自分の受けた手術内容がやっと理解できたなどという感想が多く,開発者としては「わかりやすさ」には手応えを感じている.
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