Japanese
English
特集 Surgical Site Infection(SSI)の現状と対策
Organ/Space SSIの診断と治療
Diagnosis and treatment for organ/space surgical site infection
小野 聡
1
,
高畑 りさ
1
,
望月 英隆
1
Satoshi ONO
1
1防衛医科大学校外科学第1講座
キーワード:
超音波検査
,
CT検査
,
ドレナージ
,
抗菌薬
,
栄養管理
Keyword:
超音波検査
,
CT検査
,
ドレナージ
,
抗菌薬
,
栄養管理
pp.459-463
発行日 2005年4月20日
Published Date 2005/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100060
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要旨:SSI(surgical site infection,手術部位感染)とは手術操作を直接加えた部位に発生する術後感染症のことであるが,これには手術創の感染(表層superficial SSI,深部deep SSI)だけではなく縫合不全や遺残膿瘍などの腹腔内感染も含まれ,これらを臓器・体腔感染症(organ/space SSI)と呼んでいる.Organ/Space SSIは早期診断,早期治療が重要であり,早期診断には超音波,CT検査が有用である.治療手段としては適切な抗菌薬の投与と超音波あるいはCTガイド下ドレナージ術を速やかに行うこと,さらには栄養管理が重要である.
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