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TIAの診断における拡散強調画像(DWI)の右用性を検討した。対象はTIA 19症例(男12名,女7名,年齢は47〜88歳,平均70.8歳)である。TIAの持続時間は10分以内6例,1時間以内5例,4時間以内6例,4時間以上2例であった。DWIはsingle shot EPIで撮像した。初回DWIは発症より3時間以内に3例,6時間以内に4例,1日以内に7例,1日以上で5例を撮像した。19例中7例にDWIで高信号,ADC画像で低信号の異常があり,その部位は責任病巣として矛盾しなかった。TIAの持続時間が長くなるにつれて,DWIで異常所見の得られる割合が高くなった。発症より3時間以内の3例では,T2強調画像では1例にのみ,DWIでは全例に異常が指摘された。DWIの異常所見は,全例非可逆性であった。DWIは,T2強調画像に比べてより早期にTIAの病巣を描出できる。しかし,DWIで異常がなくてもTIAを否定することはできない。
Diffusion-weighted imaging (DWI) has been dem-onstrated to be valuable for assessment of ischemic stroke patients. The aim of this study is to evaluate clinical usefulness of DWI in the diagnosis of transient ischemic attack (TIA).
Nineteen patients with symptoms of TIA were stud-ied. DWI was taken with 1.5 Tesla MRI system using spin echo EPI sequence.
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