Japanese
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特集 多系統変性
DRPLA(歯状核赤核・淡蒼球ルイ体萎縮症:dentatorubral-pallidoluysian atrophy)の臨床
Clinical Picture of DRPLA
内藤 明彦
1
Haruhiko Naito
1
1松浜病院
1Matsuhama Hospital
キーワード:
DRPLA
,
clinical picture
,
clinical subtype
Keyword:
DRPLA
,
clinical picture
,
clinical subtype
pp.931-938
発行日 1995年10月1日
Published Date 1995/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406900848
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はじめに
DRPLA(dentatorubral-pallidoluysian atrophy)は本邦に多い疾患であるが,最近になってアメリカ4,5)やヨーロッパ35)でも報告されるようになった。
1975年,小脳失調を主症状とし,舞踏病,ジストニーを呈する"unusualな小脳失調症例"が記載された26)。Smith27)は,この症例の主病変が歯状核赤核路と淡蒼球ルイ体路にあることを記載するとともに,臨床的に小脳失調,舞踏病,アテトーゼ,バリスムスなどの錐体外路症状を呈し,病理学的に歯状核赤核系と淡蒼球ルイ体系の萎縮性病変とを合併する文献例について論じ,Dentatorubropallidolusian atrophyという疾患カテゴリーがあり得るのではないかと考えた。
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