書評
—山田 徹(アイオワ大学神経内科教授) 栢森良二(新潟県立六日町病院リハビリ科医長)—体性感覚誘発電位 その臨床応用
眞野 行生
1
1奈良医大神経内科
pp.76
発行日 1987年1月1日
Published Date 1987/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406205840
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体性感覚誘発電位(SEP)の最近の発達には目をみはるものがあり,神経内科,リハビリテーション科,脳神経外科,整形外科,小児科などの日常診療でも大変役立つ検査法の一つとなってきた。特にSEPでの種々の波とその波を発生させる解剖学的部位との関連がかなり明確となり,波形異常や潜時差の変化より病態を論ずることが可能となりつつある。
本書はアイオワ大学神経内科教授である山田徹先生とアイオワ大学の臨床生理学部門で研究をされた栢森良二先生が共同して書かれた本である。アイオワ大学グループはSEPの研究では世界をリードし,それに関する論文の数は非常に多い。本書ではこれらの研究の集大成として書かれている。
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