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特集 神経系疾患のNMRによる診断
NMR-CTによる脳腫瘍の診断
MR Imaging of Intracranial Tumors by Superconducting System Operating at 0.35 Tesla
落合 慈之
1
Chikayuki Ochiai
1
1東京大学脳神経外科
1Department of Neurosurgery,University of Tokyo Hospital
pp.445-457
発行日 1985年5月1日
Published Date 1985/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406205508
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I.はじめに
Lauterbur33)によってNMR情報の画像化が発表されて以来,生体の解剖学的,生化学的情報を伝える診断機器として,NMR-CTに寄せられる期待はまことに大きい。
我々の施設で全身川超伝導NMR-CT (Siemens社製Magnetom)が導入されたのは昨年の4月である。導入後の半年間に検査の行なわれた症例は,他院からの依頼も含めて約560例であった。その内訳は表1のごとくである。脊椎,脊髄病変も含めた場合,4割が脳,神経系関係の疾患であり,このことからも脳神経外科領域におけるNMR-CTの有用性を知ることが出来る。
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