グラフ NMR-CT
NMR-CTの腹部への応用
池平 博夫
1
,
福田 信男
1
,
舘野 之男
1
Hiroo Ikehira
1
,
Nobuo Fukuda
1
,
Yukio Tateno
1
1放射線医学総合研究所・臨床研究部
pp.1968-1970
発行日 1983年11月10日
Published Date 1983/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218528
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腹部臓器は,前回の胸部臓器と同様に呼吸性移動や,胃や腸のような蠕動運動をするものが多いために,NMR-CTの応用に際してはやはり,全身用コイルを使用することもあって,空間分解能が低下することはやむをえない.このような欠点は将来改善されるかもしれないが,NMR-CTではX線CTと異なり,画像再構成法としてスピンワープ法(2次元フーリエ変換法)を使用することによって,被写体の動きによる画像のアーティファクトを少なくすることができるという利点がある.
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