Japanese
English
特集 自律神経機能の新しい臨床検査法
循環器系自律神経機能の定量的分析法
Quantitative Assessment of the Autonomic Function of the Cardiovascular System
田中 信行
1
,
川平 和美
1
Nobuyuki Tanaka
1
,
Kazumi Kawahira
1
1鹿児島大学医学部霧島分院
1Kagoshima University Hospital Kirishima Branch
pp.415-421
発行日 1984年5月1日
Published Date 1984/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406205309
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はじめに
心血管系は豊富な自律神経性支配をうけており,その機能の定量的測定も比較的容易であることから多くの自律神経機能検査の対象とされてきた。しかしわが国では真実とほぼ正反対の結果を与える,いわゆる「薬効学的検査法」が数十年にわたり用いられてきたという特異な状況があり,未知の自律神経機能を探る検査法は十分な理論的基盤と臨床的妥当性に立脚せねばならない。データの定量化の努力とともに,常に検査法の理論的芝基盤やその限界についての検討が重要である。
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