—編 H． Ferner 訳 小川鼎三（東京大学名誉教授・順天堂大学教授） 石川浩一（東京大学名誉教授） 佐藤達夫（東京医科歯科大学教授）—PERNKOPF 臨床応用局所解剖図譜〈日本版〉 原書第2版〈全2巻〉

　本書の原版は，Pernkopf教授によつて書かれ1937年から1960年にわたつて刊行された4巻7冊からなる膨大な著書「人体局所解剖学」のなかから，適当な付図のみを抜きだしてFerner教授が2冊に編集したものである。その初版の日本語版は1966年に発行されているが，今回，原著の改訂版がつくられたのにあわせて，日本語版もまた装を新しくして刊行された。

　原著の改訂にあたつてFerner教授はPernkopf教授の原図にさらに筆を加えて，より正確さを期すと共に，新しい図やX線写真像を追加し，とくに後者の大部分は新しいものとさし変えられた。その結果，第1巻では新図が38，第2巻では新図が49，全体としては34図が増加し，合計740図に達している。