書評
—編集 小林 登(東京大学教授)—New Integrated Medical Lectures「小児科学」
山下 文雄
1
1久留米大学
pp.1222
発行日 1980年12月1日
Published Date 1980/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204683
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わたしとIntegrated MedicalLectureシリーズの出会いは,"診察入門"と改名して,診断学教育コース改善をはじめた時である。内外の診断学の本から最適として選んだのが,シリーズのトップを切つて出版さかたばかりの"臨床診断学"であつた。以後シリーズを全部揃えているが,どれも"Integrated"の名にそむかず,すばらしい。"小児科学"も待つこと久しく,小林さんのフィロソフィーが教科書づくりに,どんなに花開くか--楽しみであつた。
期待にそむかず,なかなか面白い本になった。広範な内容を50回のレクチャーにまとめた構成,どこの大学でも少ない時間のヤリクリに頭をいためている今日,大いに参考になる。
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