書評
—M. J. Eadie & J. H. Tyrer 著 清野 昌一,宮木 侃治 監訳 和田 豊治 監修—抗てんかん薬の血中濃度—新しい治療理論
佐野 圭司
pp.1069
発行日 1978年10月1日
Published Date 1978/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204314
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これはオーストラリアの神経学者,神経薬理学者であるEadieとTyrerの著になるAnticonvulsant The—rapy.Pharmacological Basis and Practice (1974)の訳である。
わが国でもこの数年来,抗てんかん薬の血中濃度の測定が行なわれるようになつたが,個々の患者の血漿中の薬物濃度を測定した上で,抗てんかん薬の服用量を調整することにより,てんかんの治療をより安全に,しかもより効果的にすすめるという近年のてんかん薬物治療の原則を明快に示しているのが本書である。
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