書評
—高橋 睦正 著—椎骨動脈造影アトラス
鈴木 二郎
1
1東北大学脳神経外科学
pp.694
発行日 1976年7月1日
Published Date 1976/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406203914
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リスボンのEgas Monizによつて脳血管撮影が人体で初めて施行されたのは1927年であるが,この方法が欧米において一般臨床に普及し始めたのは1940年代に入つてからである。
一方我国においては第二次大戦という事態に直面し,また,造影剤の入手困難,本法の安全性への危惧,情報量の過小評価など種々な悪環境に厄いされて,それが一般臨床に普及し始めたのは1960年代に入つてからである。
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