Japanese
English
不随意運動アトラス3
軟口蓋ミオクロニー
Palatal myoclonus
平山 恵造
1
Keizo Hirayama
1
1Dept.of Neurology, Juntendo University, School of Medicine
pp.518-523
発行日 1976年6月1日
Published Date 1976/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406203888
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軟口蓋ミオクロニーは,pharyngeal and laryngealnystagmusの名のもとに,はじめてSpencer (1886)が記載したと,一般には信じられているが,「今までにこの種の運動の記述はない」という彼の言葉は問題である。Schwartze (1866)やBoeck (1866)は軟口蓋の律動的収縮と,患者が同時に耳に雑音を聴取するのを認めており,Küpper (1873)の記述した1例は1分間140の律動をもつ収縮が,軟口蓋のみならず,喉頭,舌根にも認められ,眼球,鼻翼にも類似の動きをもち,広い範囲に亘るミオクロニーの存在を既に示している。
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