カラーアトラス
COLOR SCINTIGRAM (Part I)
山崎 統四郎
1
,
小林 直紀
2
Toshio Yamasaki
1
,
Naotoshi Kobayashi
2
1東京女子医科大学放射線科
2東京女子医科大学脳神経センター神経放射線科
1Department of Radiology, Tokyo Women's Medical College
2Department of Neuroradiology, Institute of Neurology, Tokyo Women's Medical College
pp.802-807
発行日 1975年8月1日
Published Date 1975/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406203746
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シンチグラム検査は広く各種臓器の診断に用いられ,今や日常の臨床に不可欠な検査法となつている。中枢神経系に関しても脳シンチグラムや脳槽シンチグラムなどとして広く利用されている。
一般にシンチグラムの記録方式は黒白のフィルムによる記録,すなわちフォトスキャンが主流をなし,その他の記録方式であるカラースキャンやドットスキャンはスキャン施行時のモニターとして,フォトスキャンと同時に施行される程度であつた。これはフォトスキャンによるシンチグラムがドットスキャンのように放射能分布を同一の濃さのドットの密度の差で表わすだけでなく,一つ一つのドットがフィルム上にそれぞれの放射能に応じた濃度(黒化度)で記録されるために,より多くの情報量を待つからである(第1〜4図)。
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