カラーアトラス
COLOR SUBTRACTION—Part 2:Color subtractionの臨床的意義
小林 直紀
1
Naotoshi KOBAYASHI
1
1東京女子医科大学脳神経センター神経放射線科
1Department of Neuroradiology, Institute of Neurology, Tokyo Women's Medical College
pp.690-695
発行日 1975年7月1日
Published Date 1975/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406203730
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骨陰影を消去する目的で行なわれるadditive colorsubtractionは,臨床的には,conventionalな白黒のsubtractionと同様の意義を有する。骨陰影と重なる血管のDetailに関しては,理論的には黒白の場合とCo—lorの場合とで同様の結果が得られるはずであるが,Colorの場合には幾分技術的に複雑で,充分なContrastが得られないことがある。しかし,光学的なadditivecolor subtractionは,簡単な道具で,現像操作なしにsubtraction像が得られ,血管撮影中にもすばやく利用できる点では,電子工学的なsubtraction法に匹敵する方法である。さらにColor subtractionは,色の性質を利用して,種々に応用され得るが,ここではmulti—color combination technicを例にとって,その意義について述べる。
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