Japanese
English
神経疾患アトラス7
Alexander病
Alexande's Disease
鴨下 重彦
1
,
瀬川 昌也
1
,
鈴木 昌樹
1
Shigehiko Kamoshita
1
,
Masaya Segawa
1
,
Masaki Suzuki
1
1東京大学医学部小児科学教室
1Department of Pediatrics, University of Tokyo
pp.1401-1405
発行日 1973年11月1日
Published Date 1973/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406203405
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Alexander病は1949年英国のAlexanderにより初めて記載された,進行性の精神運転荒廃に伴い,巨脳megalencephalyによる頭部の拡大を特徴とする変性患で,成人例も報告されてはいるが,小児に多い。病理学的には,広汎な中枢神経系白質の髄鞘変性と,好酸性hyaline様のいわゆるRosenthal線維の出現を特徴とし,別名leukodystrophy with Posenthal fiber forma—tionとも呼ばれている。極めて稀な疾患であり,世界の文献報告例も大2表に示す如き10数例が知られているに過ぎない。以下に教室において経験した2例にちいて述べる。
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