海外文献
うつ病からマニア/Parkinson病
Bunney, W. E. Jr.
,
Murphy, D. L.
,
Goodwin, F. K.
pp.258,267
発行日 1971年3月1日
Published Date 1971/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406202868
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depression (D)からmania (M)へのswitch processの化学は確められていない。本報はNationalInstitute of Mental Healthの12床室で,3年間DからMへ,MからDへswitchしている3症例について投薬(placeboでdouble blind法)によるmood, behaviorの変化を精査した。1例はDでnormal period前5日(−5)。−4日にimipramine75mg, 1日,−3日50mg,−2日50mg,−1日25mg,中止。−4日でD軽快し始め,0日には完全なmanic behavior。2例,3例も大体似た状態経過だが,3例はDが長かつた。sleep studyはDやや長くMに短い。4episodesで平均nightsleepは−1低下(P<0.62),有意。EEG sleep studyで投薬によりrapid eye movementに明らかな低下がみえた。尿カテコルアミンはD期−13〜−6日ではnorad 20.7±2.1μg/24h, ad5.6±0.8μg, dopa—mine 153±31μs。−5〜−1日ではそれぞれ22.8±1.9,7.4±1.3,170±20,また−1日ではそれぞれ54.1±21.5,5.3±1.6,154±29である。M期0〜+3日では48.7±6.0,8.3±1.4,198±35,また+4〜+10日では56.2±11.6,7.6±1.5,276±81である。noradは−1日まで上昇し,Mまでつづく。ad, dopは著変はないが,M+4〜+10日にdopが激増した。
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