特集 脳幹の解剖と生理
脳幹を必要とする,一つの運動抑制について(抄録)
久保田 競
1
1東京大学医学部脳研究所生理学部門
pp.476
発行日 1967年5月1日
Published Date 1967/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406202210
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皮膚神経の電気刺激や皮膚の圧刺激で動物が催眠状態や睡眠状態になることはよく知られている。ネコの場合この睡眠は,皮質紡錘群発が誘発される,いわゆるオルソ睡眠である。さらにこのオルソ睡眠がときにいわゆるパラ睡眠に移行するという報告がある。これらのネコの皮膚神経の刺激で誘発される運動の抑制の中枢機序について得たいくつかのデータについて報告する
行なつた実験はつぎのごとくである。
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