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特集 神経学諸領域の国際学会を顧みて
国際神経病理学会の将来の動きおよび第2回脳炎コロキアム
The Second Colloquium on Actual Encephalitides
白木 博次
1
Shiraki Hirotsugu
1
1東京大学医学部脳研病理部
pp.12-13
発行日 1966年1月1日
Published Date 1966/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201971
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神経病理学会をふりかえつて
1965年の8月から9月にかけて,ヨーロッパの各地で,神経関係の国際学会やシンポジウムが数多くひらかれた。筆者もそのいくつかに出席する機会があつたが,ここでは第5回国際神経病理学会(チューリッヒ)と,第2回脳炎コロキアム(ワルシャワ)の内容または印象記をのべるにとどめる。
第5回国際神経病理学会の内容については,原田憲一氏の紹介にゆずるとして,この会期中に本学会のVice PresidentsならびにWFN (World Federation of Neuro—logy)所属のProblem Commission of Neuropathologyのメンバーによるbusiness meetingがなんどかひらかれ,日本の神経病理学会にとつても,かなり重要とみられる事項のいくつかが決定された。そこでわが国の神経病理学会のあり方をこの機会に考えなおす必要性があるので,以下にその概要を紹介し,皆様の御参考に供し,御協力をえたいと考える次第である。
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