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特集 神経学諸領域の国際学会を顧みて
第6回国際脳波臨床神経生理学会
The Sixth International Congress of Electroencephalography and Clinical Neurophysiology
長谷川 和夫
1
Hasegawa Kazuo
1
1東京慈恵会医科大学精神神経科
pp.14-15
発行日 1966年1月1日
Published Date 1966/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201972
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3千人の出席者
第6回国際脳波臨床神経生理学会は,第8回国際神経学会と合同の形で,オーストリアのウィーンで1965年9月5日から11日まで開かれた。会長はウィーン大学のH.Hoff教授で,参加者は54力国より実に約3,000人に及び,盛会であつた。
たまたま,私は,この学会の1週間前に同じくオーストリアのザルツブルグで開かれた第2回国際脳波研究会(2nd Advanced Course in EEG)に久留米大の稲永先生,鳥取大の吉野先生と御一緒に出席したが,ウィーン学会に出席した第一線の脳波学者,Brazier, Magnus,G.Walter, Bickford, Gastaut, R.Hess, G.Lairyらが各種疾患におけろ脳波についての一般的な講義をしたり,また脳波記録上の問題や脳波解読についての討論が行なわれた。日本からの出席者は少なかつたが,前回の国際脳波学会でも行なわれた由で,少なくとも私にとつて勉強になった有意義な会であつた。今後もこのような国際学会に付随した研究会には,機会をもたれた方は出席されろことをおすすめしたい。
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