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特集 神経学諸領域の国際学会を顧みて
第2回国際定位脳手術学会
The Second international Symposium on Stereoencephalotomy
楢林 博太郎
1
Narabayashi Hirotaro
1
1順天堂大学医学部神経科
pp.8-9
発行日 1966年1月1日
Published Date 1966/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201969
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早朝から深夜まで
第2回国際定位脳手術学会は,定位脳手術がその技術としては脳神経外科の一部でありながら,その臨床面や,現象の精細な,神経学・生理学的意味づけにおいて,他の広汎な神経諸科学と緊密な連絡のもとに発展すべき本質をもつているために,この学会も2部に分けて行なわれた。すなわち,より外科手技的な演題や,錐体外路症状の外科については,コペンハーゲンの国際脳神経外科学会の直後(8月28日)に,疼痛とか,てんかん,情動面に関する演題はウイーンで9月4日,すなわち国際神経学会の前日に行なわれた。
いずれも100人たらずの出席者のもとで,きわめて自由に,親しみのこもつたスピーチ,討論がなされ,両回ともに午前8時半より深夜12時近くにわたり,非常に充実した会であつた。わが国からの演題出題は佐野,陣内,竹林(駒井)の各教授および筆者で計8題を数えた。
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