連載 神経化学実騒験法・14
アセチルコリンおよび関連酵素の定量法(2)
黒川 正則
1
,
高橋 良
2
Masanori Kurokawa
1
,
Ryo Takahashi
2
1東京大学医学部脳研究所
2東京医科歯科大学神経科
pp.490-498
発行日 1965年5月1日
Published Date 1965/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201846
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アセチルコリン生成系
AChの生成は交感神経節,脳皮質切片,細胞内顆粒,アセトン乾燥粉末抽出液,精製酵素標品など,種々のレベルの材料について測定できるが,原則は生成の至適条件においてAChの生成量を測定するものである。ACh生合成系の酵素学的輪廓は今日次のように考えられている。
酢酸 クエン酸}+ATP+CoA・SH→アセチル・CoA
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