Parkinsonismとdyskinesia，他

Bilateral stereotaxic lesions in the management of parkinonism and the dyskinesias.,他

　一側性のstereot．　op．の報告は非常に多いが，両側性st．　op．の報告は少ない。Wycis （Pathogenesis and　Treatrnent of Parkinsonism, PP．294, 1958．）　9例の両側　pallido—ansotomy, Broager （J．　Neurol．Neurosurg．　Psych．，　24：　297, 1961．）37例，Krayenbühl （J．　Neurosurg．，18；　429, 1961．）51例，Cooper （St．Barnabas Hosp．　Bull，．　1：　17, 1962，）200例，　Bertrand （Confin．　Neurol．，22：　274, 1962．）28例，　Gros （Excer—pta Med．，　pp．　116, 1963．）41例，Markham （Arch．　Neurol．，　8：　621，1963．）35例などが主なもの。著者らはすでに64例を報告した（Excer—pta Med．，　pp．　115, 1963．）今回は87例についての経験の報告。うちdys—kinesia 8例。他はPで強剛・震額あり日常生活は常に看護が必要。手術法は箸者法（Brit．　M．　J．，　2：　1395，1960．）にょる。レ線学的位置決定は著者法（Brit．　J．　Radiol．，　33：　757，1960．）。stereo．　atlas　は　Schalten—brand　（lntroduction to Stereo—taxis, vo12, 1959．）に従う。直接死なし。3ヵ月〜1年内死5例（成績は良なるも他合併症による）。術後大合併症なし。小出血．2例03例（3.6％）に一過性hemiballismusおこる。ただし長期成績は優。著者の一側手術では0.3％だったから，両側では高率となる。この点Cooper　らに一致する。継続1〜5ヵ月。P72，dysk 7例が軽快退院。そのうちPでは強剛が顕著によくなつた。すなわち29例は四肢に消失，28例では全肢にいちじるしく軽快。不変はわずか3例。震顛も同様で，22例は全肢に消失，35例に全肢軽快，不変2例。handwritingはPではあまり軽快せず。dyskでは不随意運動軽快とともに改善した。oculogyric crisis　は諸報告に反し，良果を得，12例crisisあり，6例はまつたく消失，4例はいちじるしく改善。他の症状もそれぞれある程度改善。long-term　follow upで満足すべぎ優秀な威績は55／66例であつた。以上の所見から，両側手術の適応は，反対側へ進行する症状，oculogyric crisisなど。不適応は第1回手術でspeech，intelligenceに増悪をみたもの。