特集 脳波分析
シンポジアム「脳波分析」の座長として
阪本 捷房
1
Toshifusa Sakamoto
1
1東京大学工学部電子工学科
1Dept. of Electronic Engineering, Faculty of Engineering, Univrsity of Tokyo
pp.341
発行日 1963年4月1日
Published Date 1963/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201450
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脳波分析機器の歴史は古く,1930年代における先駆者達の研究にまで遡ることができるが,比較的安定な脳波分析機器が普及し,生理的・臨床的データが広く得られるようになつたのはこの数年来のことである。
わが国においては,昭和30年にOffnerの分析器が輸入されてその工学的検討が行なわれ,その結果を参考として国内の種々の事情に適合した脳波分析機器が製作されるようになつた。そして脳波分析への関心が高まるのに応じて,研究会等も行なわれ,そのうち31年3月に行なわれた会の内容は単行書としても出版されている。
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