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特集 脳の血管性疾患
〔4〕脳出血の手術の適応について
INDICATION OF SURGICAL TREATMENT FOR CEREBRAL HAEMORRHAGE
椿 忠雄
1
Tadao Tsubaki
1
1東京大学医学部脳研究所
1Institute of Brain Research, Univ. of Tokyo, School of Medicine
pp.1009-1011
発行日 1962年11月1日
Published Date 1962/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201362
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脳内出血を手術的に治療する問題に関し,内科的立場より述べる。
脳出血の手術をするということは,手術により脳出血の予後をよくすることを目的としている訳であるが,予後は,①生命に対する予後,②後遺症状に対する予後,③再発に対する予後の3つに分けて考えることができる。手術により再発に対する予後を可良ならしめることは,現在のところ不可能と思われるので,生命または後遺症に対する予後を可良ならしめることが対象となる。
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