カンファレンス
神経病理カンファレンス(12)
五島 雄一郎
1
,
松山 春郎
2
Yuichiro Goto
1
,
Haruo Matsuyama
2
1慶応義塾大学医学部内科
2慶応義塾大学医学部病理
1Dept. of Internal Medicine, Keio University, School of Medicine
2Dept. of Patholygy, Keio University
pp.531-534
発行日 1962年6月1日
Published Date 1962/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201276
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患者は52歳の女子。35年4月19口に心悸亢進と不整脈の主訴で入院した。28歳の頃(入院の約20年前) Basedow氏病といわれレントゲン照射を受けた。その後も心悸亢進が続き,入院4年前頃から階段をのぼる時の呼吸困難および下肢の浮腫をきたすようになつた。
35年3月19日,玉井病院に入院。ジギトキシン,ロンチル,ネオフィリンを使用して浮腫は軽快し,4月19日に慶応病院に移つた。既往歴に特記すべきものなく,家族歴に気管枝喘息がある。
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