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Projection of the gracile and Cuneate Nuclei in Macaca Mulatta An Experimental Degenration Study
David Bowsher
pp.259
発行日 1960年3月1日
Published Date 1960/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406200906
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内側毛帯はすでに70年以上も前に知られており,これが視床に終ることはそれから10年後にDejerive1892によつて分つた。この線維束についてはその後多数の学者により研究されているが,最近の解剖学的,生理学的研究によると,反対側のthalamic posterolateral ventral nucl.以外の細胞群とも結合するといわれる。このような結合があればneuraxis内でいくつかの系統の機能に関連するという学説を立てるのに重要な基礎となる。かゝる意味の仮説を裏づけるため内側毛帯をしらべることは価値のあることであろう。
材料と方法:3匹のmacacamulattaを使い,薄束核と楔状束核を電気破壊した。術後3週間で脳をとり出し,10%ホルマリンに3ヵ月間放置してから,30μの凍結切片としNauta法で染色した。
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