Japanese
English
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腦の病理組織學の手引き(VI)
Histopathology of thé brain
武谷 止孝
1
1九大神經科
pp.378-387
発行日 1953年11月1日
Published Date 1953/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406200378
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II.神經線維の病變
1.神經線維の正常構造
神經線維には,腦又は脊髄のそとにある末梢神經線維と,内部にある中枢神經線維とある。この二つは,構造の上で少しづつちがう。
末梢神經線維は,外胚葉成分と中胚葉(間葉)成分とからなる。外胚葉成分とは,Schwann鞘・髓鞘・軸索であり,間葉成分とは結合組織の被膜である。中枢神經線維では,Schwann鞘・結合組織の被膜がなく,グリア細胞からなる被膜のようなものがある。
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