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吐血に因る興味ある症候性精神病の1例
江尻 悟
1
,
棚橋 祐作
1
1岡山大學醫學部北山内科教室
pp.104-105
発行日 1952年3月1日
Published Date 1952/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406200263
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第1章 緒言
夫れ症候性精神病Symptomatische PsychoseはBonhoefferの「外因反應型」理論の提唱と,之に伴なう彼とKraepelinの論爭以來漸く精神醫學に於ける重要なる一課題として脚光を浴び爾來之を繞る諸問題に就き幾多の業績を生むに至れり。而して消化器疾患時の該病に關してはPilczの文献的考察あり。
余等は偶々十二指腸潰瘍患者に於て頻回,大量の吐血後該病を惹起せるを經驗せば茲に報告し大方の垂教を仰がんと欲す。
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