救急診療
吐血
早川 光久
1
1秋田県立中央病院第1内科
pp.1152-1154
発行日 1970年7月10日
Published Date 1970/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203260
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吐血は上部消化管からの出血で起こるがしばしば下血を伴う.新鮮な血液は消化管にとっては異物として作用するためか,腸内通過も早い.食道から直接排出される場合には,嘔吐を催さずに口から溢れるように流れ出る.もっとも一部胃内にはいれば嘔吐を催す.大量の鼻出血などを嚥下しても同様である.
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