Japanese
English
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腦脊髓液搖動療法の血流に及す影響に就いて
The Effect of the Blood Circulatingspeed after the Therapy of the Spinal Oscillation Procedure.
高橋 猪三郞
1
Takahashi Isaburō
1
1國立秋田病院外科
1Surgical Departement, Akita National Hospital
pp.225-226
発行日 1951年7月1日
Published Date 1951/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406200209
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緒言
本療の作用機轉に關しては未だ闡明されていないが,創始者A.D. Speransky,は彼の神經榮養學説に基ずき本療法は神經細胞の賦活を來し,且つ末梢血液循環を良好ならしむると云い,Gillman. T. and Gillman.J.は本療法施術後激しい發汗,皮膚温度の上昇,著しい毛細管の擴張,等によつて證明される樣に本療法は末梢血管に大なる影響を與えるものであると云い,Robert Bou—cek, and Edward Lawmann. は本療法は血管系に變化を與える代表的な方法であると云うている。以上諸家の唱うる樣に本療法が末梢血管に大なる影響を與えることは臨床症状即ち發汗,顏面紅潮,四肢温感,血壓下降等を來す點よりみても容易に推察される。依つて余は本療法施術前後の血洗,(血液循環時間)を測定し,比較檢討した。
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