Japanese
English
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腦脊髓液腔各部に於ける液壓變動の法則性
Fundamental Changes of the Cerebrospinal Fluid Pressure at Various Points of the Cerebrospinal Fluid Cavity.
芳野 泰禮
1
Yosino, Yasuhiro
1
1京都大學醫學部外科第一講座
1Medical Depr, Kyoto Univ.
pp.102-105
発行日 1949年3月1日
Published Date 1949/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406200016
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緒言
水平臥位から漸次上體を舉上する時,腦脊髓液腔各部の液壓が如何に變化するかを各種癲癇,頭部外傷,腦腸瘍等の患者56名,及屍體2體(之等は總て腦脊髓液腔に流通障碍のないことが證明された者である)に就いて察觀した。被檢者は腰掛附き傾斜臺上に椅坐位のまま側臥位をとらせ,各傾斜角度の液壓をT字管で測定したが,液壓は脈搏,呼吸等と共に動搖するので,その動搖を刻々目測記録し,それを一旦グラフに描いた上,その曲線の中間値をとつて,液壓値とした。又陰壓測定にはLoman・Myerson & Goldman 3氏の使用したU字管を用ひた。
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