Japanese
English
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N. Octavusを中心とする腦神經群麻痺—(廣義のFrankl-Hochwart症候群)について
A clinical contribution to the study of the paralysis of N. octavus and other two cranial nerves (NVII, NV).:A new definition of Frankl-Hechwart's syndrome.
中江 孝治
1
Nakae, Takaharu
1
1中江病院
1Nakao Hospital
pp.257-262
発行日 1950年9月1日
Published Date 1950/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406200135
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緒言
こゝではN. cetavusを中心としその隣接2神經(N. VII及びN.Ⅴ)も共に侵される症候群を對象とする。
この症候群は多種多樣な病因に由來するものでその決定診斷は開頭術又は剖檢によらねばならないが臨牀的診斷でもかなり正確を期しうる。その理由の第1は一般に病像を一つの症候群として把握することによつて,その疾患の病因の範圖をかなり限局することが可能であるということであり,第2はこの疾候群が病因を異にするに從つてchronologicallyに各々特異な個性をもつているために,經過を觀察することによつて,病因の解析を更に容易ならしめることもできるという點である。
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