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ロボトミーに對する批判
ロボトミーに對する批判
An Evaluation of Prefrontal Lobotomy.
堀見 太郞
1
,
金子 仁郞
2
Horimi Taro
1
,
Kaneko Ziro
2
1大阪大學醫學部神經科
2奈良醫大神經精神科
1Medical Dept, Osaka Univ.
2Nara Medical College
pp.283-289
発行日 1949年9月1日
Published Date 1949/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406200054
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まえがき
1935年Egas Monizにより創始され翌年アメリカのFreeman & Wattsにより改良されたロボトミーが終戰後我國でも盛に行われる樣になり,現在ではロボトミーが精神病者の治療に或程度の効果がある事を疑う者はないと思うが,然し適應症の問題,他のショック療法との比較,再發の問題,手術後の障碍等の問題が明にされぬ爲に廣く一般に利用されるに至らぬと考えられる。
阪大では昭和21年4月以來現在迄に180例の手術例を有しているが本年4月末迄の170例に就き以上の問題に對して批判してみたい。
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