Japanese
English
特集 悪性脳腫瘍に対する最近の治療
5.転移性脳腫瘍
Recent Management of Metastatic Brain Tumors
阿部 雅光
1
,
田渕 和雄
1
Masamitsu Abe
1
,
Kazuo Tabuchi
1
1佐賀大学医学部脳神経外科
1Department of Neurosurgery, Faculty of Medicine, Saga University
キーワード:
brain metastases
,
radiosurgery
,
surgery
,
radiation therapy
Keyword:
brain metastases
,
radiosurgery
,
surgery
,
radiation therapy
pp.1058-1066
発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406100107
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要旨 転移性脳腫瘍に対するradiosurgery(RS)は腫瘍制御率が高い上,侵襲が少なく短期間に治療ができるという特徴があり,今や治療の中心になってきている。全脳照射の併用については,その副作用によるquality of life(QOL)の低下には看過できないものがあり,RSのみの治療も広く行われている。このほか化学療法,ホルモン療法,免疫療法などの有効な治療法も試みられている。実際の治療に際しては腫瘍の大きさと数,原発巣のコントロール,Karnofsky performance status(KPS),患者自身の希望などさまざまな要素を考慮し,それぞれの患者に最も適した治療方針を決定する必要がある。
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