Japanese
English
展望
サイコオンコロジー—現状と課題
Psycho-oncology: Current stats and future tasks
内富 庸介
1
Yosuke UCHITOMI
1
1国立がんセンター研究所支所精神腫瘍学研究部
1Psycho-Oncology Division, National Cancer Center Research Institute East
キーワード:
Psycho-oncology
,
Cancer
,
QOL
,
Palliative care
Keyword:
Psycho-oncology
,
Cancer
,
QOL
,
Palliative care
pp.682-696
発行日 1999年7月15日
Published Date 1999/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405905053
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
サイコオンコロジー(Psycho Oncology)は,がんの診断技術や治療成績の向上,そしてがんの情報開示など医療を取り巻く社会状況の変化に伴って発達してきた。
我が国でも,患者のquality of life(QOL)や自己決定権を尊重する風潮が高まり,医師と患者がコミュニケーションなしにがん治療を進めることは困難になってきている。本稿では,サイコオンコロジーの代表的研究を概観し,情報開示を前提としたがん医療を目前に控えた日本におけるサイコオンコロジーの今後の展望を記す。
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.